体質は人それぞれ。胃腸が強い人もいれば、すぐにお腹を下してしまう胃腸の弱い人もいます。今回はお腹を下しやすい人が注意すべき食材を調査。胃腸の弱さにお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
お腹を下してしまう原因
お腹がゴロゴロして痛みを感じたり下痢になったりしてしまうのには、様々な原因が挙げられます。例えば寄生虫やウイルス、薬の副作用など。またストレスや食品添加物が原因で起こる場合もあります。仕事中や通勤中などに襲ってくる下痢は非常に厄介ですが、マイナスなことばかりではありません。
そもそも下痢は体から悪い物を外に出すための防御反応でもありますので、ある意味必要不可欠な症状と言えます。そのため下痢になったらとりあえず薬を飲んで止めるというのは、あまりお勧めできる方法ではありません。どうしても必要な場合を除き、下痢止めには頼りすぎないようにしましょう。
お腹を壊しやすい食材
胃腸が弱い人は、少しでも体に合わないものを食べるとお腹を壊してしまうことがあります。その中でも特にお腹を壊しやすい、代表的な食材をいくつか挙げてみましょう。
1.ラクトース
小学生の給食の時間に、お腹を壊すから牛乳が飲めないというクラスメイトはいませんでしたか?これは牛乳に含まれる、ラクトースと呼ばれる乳糖が原因です。ラクトースの分解酵素が少ない体質の人は、下痢をしたりお腹が痛くなってしまうことがあるのです。
同じ乳製品であるヨーグルトやチーズにもラクトースは含まれていますが、発酵する際に菌によってラクトースが分解されるため、これらの食材でお腹を壊すことはあまりありません。
2.甘味料
数ある食品には、様々な甘味料が使用されています。食品のパッケージに「多量に摂取するとお腹が緩くなることがあります」と注意書きが書かれているのを見たことはありませんか?
これは糖アルコールの作用によるもので、完全に吸収されず排出されるため、お腹が緩くなったりガスの量が増えたりするのです。
キシリトールやマルチトール、ソルビトールなどが含まれた食品は、一度にたくさん食べ過ぎないよう注意しましょう。
3.刺激物
辛いものや脂っこいもの、アルコールやカフェインなどは、胃腸を刺激しお腹を壊しやすくなります。胃腸の弱い方は、刺激物をなるべく避けたり、コーヒーやお酒を飲みすぎないようにするなどの注意が必要です。
腸内環境を整えて胃腸を強くしよう
ラクトースや甘味料、刺激物などは、胃腸が弱っている時に摂取するとさらにお腹を壊すリスクを高めます。大切なのは、腸内環境を整え胃腸が弱らないようにすること。発酵食品や食物繊維をしっかり摂って、良い菌を増やす腸活を積極的に行いましょう。
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