便秘は誰でも起こりうる体調不良の一つです。人生で一度も便秘を経験したことがないという人はあまりいないでしょう。

それほど一般的な症状でもある便秘ですが、果たして便秘は親から子へと移るのでしょうか。今回は便秘と遺伝の関係について探っていきましょう。

便秘と遺伝の関係

便秘体質になりやすい人の子供は、親と同じく便秘になりやすいのでしょうか。実は、便秘の遺伝性にははっきりとした医学的根拠はありません。

つまり親が便秘体質だからと言って、必ず子供も便秘体質になるというわけではないのです。しかし、注意してほしいのが以下の二つです。

  1. 腸が長く複雑な形をしている
  2. 肥満体質である

これらは親から子へと遺伝しやすいため、便秘になるリスクが高まります。腸の形が長くねじれていたりすると、便が腸内に滞りやすく便秘になってしまいます。

また肥満体質は腸が脂肪で圧迫され、消化不良や便の詰まりを起こしやすいため、便が排出されるまでに時間がかかってしまうのです。

遺伝よりも重要なのが生活習慣

親が便秘だと子供も便秘になりやすい一番の原因は、生活習慣だと言われています。では、どのような生活習慣が便秘を招いてしまうのでしょうか。

1.食事が不規則・栄養バランスが悪い

例えば子供に好き嫌いが激しい場合、子供が好むような高カロリー高脂質の食事を作ることが増えます。

例えば味の濃い麺類やハンバーグ、唐揚げなど、子供の好みに合わせていると自然と野菜の摂取量が減ってしまいます。

また、親が共働きの場合は自炊をする機会が減ってしまうため、お店で売られているお惣菜や外食で済ませてしまうことも多いでしょう。

このような食生活を続けていると、親子で腸内環境が悪化し便秘になりやすいのです。

2.運動をしない

親が運動を好まないと、子供も体を動かす機会が減ってしまいます。休日に家族で公園で出かけたり、一緒にスポーツをするようなことがあまりありません。

その結果親だけでなく子供までもが運動不足になってしまうのです。便を出すためには筋肉の働きが重要となるため、運動不足は便秘を招く原因となってしまいます。

3.睡眠不足

深夜まで起きていることの多い家庭では、子供の就寝時間が遅くなってしまいます。睡眠中は副交感神経が活発になり、腸の働きも活発になります。

しかし、睡眠時間が足りず睡眠の質が落ちてしまうと、腸が十分に活動できなくなり、便秘となってしまうのです。