質素な食事が中心だった昔と比べると、食生活が豊かになり食べたいものが何でも買える時代になりました。栄養状態は昔より格段に良くなったはずなのですが、偏った食事を取る人が増えたことで、肥満や糖尿病といった生活習慣病にかかるリスクが高まっています。

20代で生活習慣病になってしまうケースも多く、近年深刻な問題にもなっているのです。健康な毎日を送るためには、バランスの良い食事、そして乳酸菌の摂取が欠かせません。

乳酸菌が健康に良い理由

乳酸菌が活発に働く場所、それが腸内です。腸の中には数多くの細菌が棲みついていて、これら腸内細菌のバランスが整っている人ほど病気になりにくいと言われているのです。しかし若いうちは細菌バランスが整っていた方でも、加齢とともにバランスが崩れていってしまいます。

これは年を取るごとに善玉菌の一種である乳酸菌が減少してしまうため。乳酸菌が減り善玉菌が不足すると、悪玉菌が活発になり生活習慣病を発症しやすくなるのです。

乳酸菌はどうやって発見された?

乳酸菌が発見されたのは、今から約5000年前のこと。羊の乳を放置したところ、酸味が生まれたことから乳酸菌の存在が知られるようになったと言われています。遊牧民を中心に発酵食品が広まりましたが、当時はまだ健康に良いものだとは考えられていませんでした。

その後発酵食品を摂取している人たちに長寿が多いことが注目され、乳酸菌についての研究が進められるようになったのです。そして乳酸菌が悪玉菌の繁殖を抑えるという論文が発表されたことで、欧米諸国を中心に普及していきました。

日本で乳製品が食べられるようになったのは明治時代のことです。1950年に明治乳業からヨーグルトが販売され、「ヨーグルトといえば乳酸菌」というイメージが定着しました。

悪玉菌が病気のリスクを上げる理由

人の体の中には、善玉菌だけでなく悪玉菌も棲んでいます。そしてどちらにも属さない日和見菌が約50~70%の割合で存在するのです。悪玉菌には発酵消化する働きがあるとされており、腸内にまったく存在しないのも良くありません。

しかし悪玉菌が増加すると発がん物質が増えやすくなり、癌や生活習慣病のリスクを高めることが研究で報告されています。そのため、もっとも健康的であるとされる善玉菌2、悪玉菌1、日和見菌7の細菌バランスを保つことが重要なのです。

乳酸菌が悪玉菌の増殖を防ぐ

乳酸菌が腸内に存在することで、悪玉菌の繁殖を防ぎ、健康的な細菌バランスを保つことができます。しかし前述したように、乳酸菌は加齢と共に減少してしまいます。そのため日頃から発酵食品や乳酸菌飲料、乳酸菌サプリなどを摂り、悪玉菌の増殖を防ぐことが大切です。