便秘と腰痛は無関係のように思えますが、近い場所に位置しているため、二つの症状が同じ原因から発生することも少なくありません。どのような原因で便秘と腰痛が発生するのかを、詳しく紹介していきます。

椎間板ヘルニアから起こる便秘

椎間板ヘルニアとは、椎間板と呼ばれる骨が外に飛び出してしまう症状のことです。私たちの背骨には椎間板が重なりあっており、椎間板が腰を曲げたり動かしたりする時に衝撃を吸収してくれます。

しかし椎間板が外に飛び出してしまうと、神経を圧迫して痛みや痺れを起こし椎間板ヘルニアとなってしまうのです。

椎間板ヘルニアで便秘になる理由

ヘルニアになってしまうと、腰が思うように曲げられなくなったり、歩くことが難しくなったりしてしまいます。そのため運動不足となり、筋力低下が腸の働きをも低下させてしまうのです。また神経が圧迫されることによって、排便障害を引き起こすこともあります。そのため椎間板ヘルニアになると、便秘を発症しやすくなるのです。

ストレスによって起こる腰痛と便秘

腰痛は椎間板ヘルニアの他に、ストレスが原因で起こる場合もあります。肉体的なストレスと精神的なストレスの二つに分けられ、このどちらも腰痛と便秘の原因になります。肉体的ストレスは、例えばドライバーや介護職など、腰に負担をかける姿勢を続けなければならないような状態。精神的ストレスは、極度のプレッシャーやウツなどが該当します。

ストレスと便秘との関係

食べたものを消化吸収したり、排便したりする腸の働きは自律神経が司っています。しかしストレスを感じ続けると、自律神経が乱れてしまい、腸の機能が弱まってしまうのです。その結果消化不良や軟便、硬便といった便秘の症状を引き起こしてしまいます。

生活習慣が原因の腰痛と便秘

腰痛や便秘は、生活習慣が原因で引き起こされることもあります。例えば体を動かす習慣がまったくない方の場合、筋力が落ち血行不良が発生し、腰の筋肉が硬くなることで腰痛が起こりやすくなります。

また、筋力低下や血行不良は腸の機能も低下させるため、同時に便秘を発症するケースも少なくありません。この他にも、長時間同じ姿勢を続ける仕事の場合、骨盤の歪みや血行不良を引き起こし、腰痛と便秘のリスクを高めてしまいます。

便秘そのものが腰痛を引き起こすケース

便秘が悪化すると、腸が膨張し腰の神経を圧迫してしまうことがあります。神経が圧迫されると痛みを感じやすいため、腰痛も悪化してしまうのです。

原因別に対処することが大切

長時間のデスクワークで腰を痛めやすい方は、こまめに休憩を取りストレッチをするなどして、血流を良くすることを意識しましょう。便秘解消には適度な運動も重要ですが、椎間板ヘルニアの場合は無理に運動すると悪化してしまう可能性があります。まずは腰痛と便秘の原因が何なのか、病院できちんと診察を受けるようにしましょう。